【1】Accessのファイル「SampleDB.mdb」をダブルクリックして起動します。
【2】オブジェクトで「クエリ」を選択し、「SQL練習」をクリックします。
【3】オブジェクトで「SQL練習」を選択した状態で、「デザイン」をクリックします。
【4】クエリのデザイン画面が表示されました。
ここまでは前回設定したクエリの開き方でした。次の操作からいよいよSQLを書く段階に入ります。
【5】ツールバーにある「SQL」ビューをクリックします。
【6】SQL入力画面が表示され、「SELECT;」が既に入力されていますね。ここにSQLを書くことになります。
【7】はじめてのSQLを書いてみましょう。以下の文を入力します。
SELECT * FROM T01Prefecture;
【8】SQLを入力したら実行ボタン「!」をクリックします。
【9】テーブルのデータが表示されました。この画面をデータシートビューといいます。
ビューで表示された列をフィールドといいます。テーブルのデータを表示する式は
SELECT フィールド名 FROM テーブル名;
が基本です。フィールド名に*(アスタリスク)を指定した時は「すべてのフィールドを選択」ということになりますからすべての列を表示します。
【10】SQLを修正したい時は、ツールバーにある「ビュー」ボタンの側にある下三角をクリックし、「SQLビュー」をクリックします。
【11】再びSQLが入力できる画面になりました。
このようにSQLを書き、実行して確認する操作の繰り返しで学習することになります。
ついでにもう一つ確認しておきましょう。
【12】ツールバーにある「ビュー」ボタンの側にある下三角をクリックし、「デザインビュー」をクリックします。
【13】クエリのデザイン画面が表示されました。「T01Prefecture」が追加されていますね。
つまりSQLを書くということはクエリのデザインと密接な関係があります。AccessはSQLを直接書かなくてもクエリのデザイン画面で視覚的にデータを操作できます。
逆にクエリのデザイン画面で操作したものをAccessは自動的にSQLとして表示してくれます。「SQLでどう書くのかな?」という場合に便利です。
ただクエリ画面が複雑になってくると、自動的に表示されるSQLはAccessの癖といいますか、冗長化され読みにくくなります。とても参考になりますが、他のデータベースでも使えるSQLにするには最終的に「人」による修正が欠かせません。
【14】「SQL練習」は保存しないで終了してください。