【1】Accessのファイル「SampleDB.mdb」を起動し、「SQL練習」のSQLビュー画面を開いてください。
【2】試しにSQL文をすべて大文字で書いてみましょう。入力したら実行ボタン「!」をクリックします。
SELECT PREF_CD,PREF_NAME FROM T01PREFECTURE;
問題なく表示されました。フィールド名がすべて大文字になっていること以外変わったところはありません。
【3】今度はSQL文をすべて小文字で書いてみましょう。入力したら実行ボタン「!」をクリックします。
select pref_cd,pref_name from t01prefecture;
これも問題なく表示されました。フィールド名がすべて小文字になっていること以外変わったところはありません。
【4】「SQL練習」は保存しないで終了してください。
【解説】
つまりAccessのSQL文では大文字でも小文字でも解釈して実行してくれるということです。しかし以下のSQL文だけ見ても、SQLの命令、フィールド名、テーブル名など様々な要素が入っています。
SELECT PREF_NAME,PREF_CD FROM T01Prefecture;
またSQLは単独で使われるより、プログラムの一部として組み込まれることがほとんどです。プログラム内でSQLを作成する場合、変数やコントロール名などさらに多くの要素が関係してきます。変数名は大文字小文字を区別する言語もあります。
したがって大文字小文字が使えるといっても自分なりのルールを決めて書くことが大切です。後々自分で読み直す時にもわかりやすくなります。