【1】Accessのファイル「SampleDB4.mdb」を起動し、「SQL練習」のSQLビュー画面を開いてください。
![access-sql85.gif](https://access-sql.up.seesaa.net/image/access-sql85-thumbnail2.gif)
【2】INSERT文はレコードの追加です。「SQL練習」に以下のSQL文を入力し、実行ボタン「!」をクリックします。
フィールドと値の順番は一致させます。SLIP_CDはオートナンバー型なので不要です。日付は「'」(シングルクォーテーション)で囲みます。CST_CDはテーブルT04Customerに実際にある1~10の番号を使います。
INSERT INTO T07Slip(SLIP_DATE,CST_CD) VALUES('2007/05/01',1);
【3】追加したらテーブル「T07Slip」を開き結果を確認してください。
![access-sql211.gif](https://access-sql.up.seesaa.net/image/access-sql211-thumbnail2.gif)
最後のレコードに追加されています。この例ではSLIP_CDは「24」です。SLIP_CDを使って明細を追加しますので覚えておいてください。
【4】次は明細です。「SQL練習」に以下のSQL文を入力し、実行ボタン「!」をクリックします。
フィールドと値の順番は一致させます。DETAILS_CDはオートナンバー型なので不要です。SLIP_CDは伝票と一致させます。この例ではSLIP_CDは「24」です。GOODS_CDはテーブルT06Goodsに実際にある1~10の番号を使います。
INSERT INTO T08Details(SLIP_CD,GOODS_CD,AMOUNT,[NOTE]) VALUES(24,1,2,'あああ');
*[NOTE]は[]括弧を外すと上手く動かなかったので付けてください。
【5】追加したらテーブル「T08Details」を開き結果を確認してください。
![access-sql212.gif](https://access-sql.up.seesaa.net/image/access-sql212-thumbnail2.gif)
最後のレコードに追加されています。この例ではDETAILS_CDは「62」です。DETAILS_CDを使って修正・削除しますので覚えておいてください。
【6】フォームF01Slipを開いて、最後のレコードへ移動しましょう。
![access-sql213.gif](https://access-sql.up.seesaa.net/image/access-sql213-thumbnail2.gif)
【7】フォームではどのように反映されたか確認します。
![access-sql214.gif](https://access-sql.up.seesaa.net/image/access-sql214-thumbnail2.gif)
使ったSQL文とフォームに表示されているデータの関係をつかんでください。
INSERT INTO T07Slip(SLIP_DATE,CST_CD) VALUES('2007/05/01',1);
INSERT INTO T08Details(SLIP_CD,GOODS_CD,AMOUNT,[NOTE]) VALUES(24,1,2,'あああ');
【8】「SQL練習」は保存しないで終了してください。
【解説】
以前にフォームからレコードを追加した時は、簡単にできましたよね。その操作をSQL文で行おうとすると今回の手順になります。フォームを使った時と、SQL文を使った時の違いを感じていただけたらと思います。
AccessはSQL文やプログラミング無しでも、ちょっとしたシステムを作れる大変便利なデータベースなのです。レポートの機能も付いているのでAccessだけで完結するシステムならクエリだけで十分です。
しかし他のデータベースやプログラミング言語と組み合わせたシステムを作る時にはSQL文の知識が欠かせません。
AccessのクエリやVBAを使ったプログラミングを体験したい方は、関連サイトのMicrosoft Access初心者入門講座をご覧ください。Accessの機能が一通り学べます。